パチスロニートから新聞配達住み込みへ

新聞配達歴もそこまで長くないのに偉そうなことを書ていきたが管理人だが、配達員になる前は半ニート・プー太郎生活をしていた。少し自分のことを触れたい

働く前はパチンコ屋に入り浸るスロットニートだった

当時は人気漫画・アニメを題材にしたパチンコ・パチスロが大流行し、たった千円が数十万円の出玉を生む射幸性も極まって一大パチスロムーブメントがまきおこり、一攫千金を夢見る若者で早朝からパチ屋に長蛇の列ができていた。

管理人もその鉄火場に身を投じた一人であり、狂ったようにハマってしまった。

当時のAT機やストック機とよばれる4号機は、立ち回りを意識すれば低設定でも万単位で稼げた。規制の隙間をついて作られたこのパチスロ台は、大量のスロットニートや借金苦の若者を生み出し、後に規制されることになる。管理人も幸か不幸か数時間で数十万勝ってしまったことでこの魅力にとりつかれ、なまじ働かなくても食べていけるくらい稼ぐことができてしまったことで、どんどん泥沼にハマっていった。

数分ごとに夏目漱石が湯水のように消えていく金銭感覚が麻痺した日々

早朝から並んで閉店間際まで入り浸り、翌日はまだ朝も早いうちから並ぶ日々

パチ屋によっては開店直後の台取り合戦は修羅場だった。モーニングという朝一で大当たりが仕込んでいる店もあったのだ。大人達によるガチの椅子取りゲームである。メダル換算でいえば数千円が店内に落ちている感覚なのだ

早朝並んでいた時、新聞を入れている新聞配達員をよく見た。

あんな汗だくにならなくても稼げるのにな

そんな感じで斜に構えて眺めていた

はした金を掴むことで自分の存在まで大きくなったつもりでいたのだろうか?アホ丸出しである。若気の至りとはいえ一生懸命額に汗を流す人をバカにするように眺めていた自分を思い出すだけで殴りたくなるし、恥ずかしさでやるせなくなる。

まさか数年後自分がその新聞配達をやるとはおもわなかった

ニートの働く決意

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そんないい時代が長続きするわけもない。

やがて規制も入り、パチスロ業界も衰退する。僅かに残った勝てる台を求める連中が縮小したパイを奪い合うことで更に勝てなくなり、客は離れ、潰れるパチンコ屋もあとをたたず、管理人も借金だけが膨らんでいった。パチンコで勝った金で買ったバイクをパチンコで負けた額を返済するために売り飛ばし、なんとか延命処置をするものの、いつしかカードの借入残高が尽きた

もちろん葛藤もあった。スロットで生活をしようとしていた人間がカタギの仕事がつとまるかという不安。

だがそれ以上に金銭的な不安のほうが上回った

パチンコ屋に行く道中、ホームレスの人達が配給に並んでいるのを見たことがある。家を失ったら自分もこうなるんだろうかと漠然としながらみていた。こうはならない、なりたくはないと思っていたが、現実的に食うものも金も尽き、自分が行列に並んでる絵が現実味を増してきていた

働くこととホームレス、どちらかを選べといわれたら前者だった

働きたくはなかったが、背に腹は変えられない

追い込まれた状況だった。ネットサーフィンでとにかく住み込み可能な案件を探す。今思えば入念にリサーチをして条件のいい案件を見つければよかったんだが、家賃が滞納していたので心に余裕がなかった。すぐにでも出ていかなければいけない状況だったのだ。

たまたまみつけたのが郊外にある新聞販売店だった

ニートから新聞配達員へ

受話器の先でお姉さんが淡々と面接日を指定してくれた

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空白の目立つ履歴書片手に面接に行く。履歴書はなんて書いたんだろうな。Yの新聞屋だったので「Y売巨G軍の大ファンなので一生懸命がんばります!」などと都合のいいことを書き連ねたろうか。(ちなみに管理人は野球事情に詳しくないしGファンでもない)当時は確か落合がDの監督で原がGの監督だったことくらいは覚えている

そこはマンションの一角に建てられてる小さな新聞販売店だった。故障中の錆びたバイクが脇に並び、ドアのとなりは古紙が積み重なり破れた新聞が風に揺れている。中で折込チラシをしてるおばちゃん連中に会釈をして面接の経緯を説明すると、中から主任を呼んできてくれた

面接は採用前提で行われた。

眠そうな顔の主任に淡々と体調のこと、バイクの運転歴を聞かれたくらい。信じられないほどあっけないほど簡単に面接が終わった。今考えてみればそういう人間を過去なんども面接してきたのだろう。こうして自分がパチ屋で並びながら眺めていた新聞配達員に自分自身がなったのだ。ちなみにあれから10年経つが、もうパチンコはきっぱりやめられた

住み込み先にダンボールを送り込んで新生活がはじまった

あの住み込み先のドアを開けたときの消毒くさいニオイと、落としきれない便所の黄ばんだシミは今でも脳裏に焼きついている。ここから地獄の日々がはじまることは当時の管理人は知る由もなかった。

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